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お掃除のKIS >> KISおそうじ教室(掃除のコツ・裏技を伝授) >> 効果的なカビ取り・カビ掃除 |
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「効果的」かつ「短時間」で済ませるおそうじの基本は、材質確認ともう1点、その汚れが何なのかを出来る限り推測・確認することです。黒っぽい汚れも実に様々。例えば天井換気口の周囲の黒い汚れは、主に空気の汚れ(排気ガスや室内汚染物)のスス汚れが原因であり、入口ドアとサッシ枠の周囲の黒ずみも同様なことがほとんど(※これらは、弱アルカリ性の洗剤、例えばマジックリンを水で薄めたものを雑巾につけて拭いましょう)。排水口トラップ周りのベトリとした黒ずみも、私たち人間の皮脂汚れや毛髪が腐敗した汚れである場合が多いのです。(※この場合は浴室用洗剤を使いましょう) 「カビ」と間違ってカビキラーなどの塩素系漂白剤をいきなり吹き付けると、多くの材質(蛇口などの金属部分やユニットバスでよく使用されるボード壁、天然石、色の濃いプラスチック、浴槽など)は色抜けしたり、白く垂れ線が残る・ツヤが無くなるなど、復元するのは非常に困難な状況に陥ってしまいます。 また換気不良でカビ取り作業を行うと、目がちかちかする・息苦しくなるなど、材質だけでなく私たち人体へ悪影響を及ぼします。 だからこそ「カビだ!」と思う前にまずはチェック!が必要なのです。
よって、上記の1〜4作業を行った時点で、カビの上を覆っている邪魔な汚れはある程度落ちましたので、効果的にカビ取り剤が浸透できるのですね。ちなみに、カビ取り剤を上手くピンポイントに塗るためには、変色や変質の恐れのない桶(オケ)や洗面器にカビ取り剤を少量移し、絵筆や綿棒、歯ブラシやハケなどにつけてカビに塗布すると良いでしょう。 注意点としては、くれぐれも換気を良くすること、カビ取り剤が垂れてしまう場所は雑巾などで養生すること、多量に水分があると洗剤が流れてしまうので、ある程度対象面を乾かせてから塗布すること、といった点です。その他詳しくは、お使いの商品に記載されている「使用方法」をよく読んでから、落ち着いて万全の態勢で頑張ってください。 天井や垂直な壁面など、液体カビ取り剤で垂れては困るような場所や、市販のカビ取り剤で落ちづらいシリコンコーキングに生えたカビの場合は、当社おすすめの「カビ除去ジェル」の使用をお勧めします。でも、これで落ちないカビは・・・コーキングの打ち直しや同系色のペイントで隠すなど、「掃除」ではない対策を取ることに発想を変えてみましょう。 |
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